コラム:パパの産後ケア3(男性育休について)

 

2、男女共同参画社会と経済成長

 

男女共同参画社会とは

「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」(男女共同参画社会基本法第2条)

 

・男女の人権の尊重

・社会における制度又は慣行についての配慮

・国際的協調

・政策等の立案及び決定への共同参画

家庭生活における活動と他の活動の両立

 

簡単に言うと「女性が活躍できる社会を作る」という事です

 

日本における状況

2022年10月にG7男女共同参画担当大臣会合がありました。そこで他国すべて女性大臣の中、日本だけ男性の大臣が参加している事が日本の状況を物語っていると思います

なぜ男性育児休業が男女共同参画及び経済成長につながるのか??

 

 

下記の図を見て頂くと出産しても仕事を継続している女性が年々右肩上がりになります。女性の労働参加率が1%上昇するとGDPは0.4%増加すると試算(2022年男女共同参画白書より)されており、GDP成長率が鈍化している日本にとって女性の社会進出は大きな意味合いのある事です。

 

 ・ママの育児負担の軽減をする事で男女の役割意識の変化

 ・女性に就業意欲の向上

 

 

ここまでをまとめると

 

男性の育休休暇を取得する事によるメリット

・男性の産後サポートを推進する事で、産後大変な時期の役割を平準化する事により男女共同参画の社会を作る事ができる

・女性の負担が減る事で、女性の労働意欲及び継続が高まる事で経済が成長する

・また、男女が仕事をしながら育児負担が軽減される事で、第2子など少子化対策にもつながる

 

という事ですね

 

難しい話はここまでにしましょう!

 

(男性の育児参加って実際どうなの??)

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コラム著者:小沼薫(オヌマカオル)

産前産後ケア研究家(保育士・介護士)

株式会社ss-consul代表取締役

産後セラピー協会顧問

 

実際に産後ケアを2022年度3000件実施している会社を運営してて現場の目線でみた産前産後ケアの実態や問題点などを分析。また、男性目線での産後ケア等の分析や提言を行う

 

※このコラムは著作権があります

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